当院薬剤部では、チーム医療を基盤とし、調剤業務、病棟業務、お薬相談、がん薬物治療、感染制御、栄養サポート、緩和ケア、在宅医療(多職種連携)など多岐にわたる業務を行うため、幅広い知識の習得と迅速な行動を心がけております。そのほか、医療薬学専門薬剤師による指導のもと年数回の学会発表や指導薬剤師による薬学部実務実習生の受け入れなど、臨床・研究・教育にも積極的に取り組んでおります。
また、近年においては病院全体の医療安全を担う医療安全管理者としての役割や病院運営を補佐する役割も担いながら、病院全体を働きやすい環境にしていくことにも力を注いでおります。
当院薬剤部の薬剤師は、常に患者さんと職員の立場になって考え、人として、医療人として、医療薬学の担い手として、様々な医療現場の分野においてこれから益々飛躍していくことを目指します。
部長 | 安永 亘 |
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主任 | 加納 重治 |
部員 | 有村 羊子・東 里美・徳田 成久 |
助手 | 2名 |
タイトル | 発表・掲載 |
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「胆・膵領域のがん薬物療法における宿主状態の評価に関する検討」 | 日本医療薬学会2019 |
「がん化学療法を受けている患者に関して病院から在宅へ繋ぐときに考えるべきこと」 | 日本臨床腫瘍薬学会学術大会2016シンポジウム |
「地域医療の向上を目指した院内「薬剤師外来」と 「地域薬局」との情報共有の有用性に関する調査」 |
日本病院薬剤師会雑誌51(3):289-292 2015 |
「薬剤師外来」から「地域薬局」への情報提供の有用性について | 日本医薬品情報学会2014シンポジウム |
「医師との共同作業を目指した外来業務への取り組み」 | 平成26年度 日本病院薬剤師会療養病床委員会セミナー |
「薬剤師外来の役割と有用性の評価」 | 全日本病院学会2013 |
「地域連携ファーマシューティカルケアネットワーク構築への取り組み-第二報-」 | 日本医療薬学会2013 |
「薬薬連携における情報共有の有用性について-当院における実例報告-」 | 第3回 鹿児島県病院薬剤師会・県薬剤師会主催 薬薬連携シンポジウム2012 |
「がん薬物治療における「薬剤師外来」の現状とその先にある「薬薬連携」への取り組み」 | 第22回日本医療薬学会年会シンポジウム2012 |
「地域連携ファーマシューティカルケアネットワーク構築への取り組み」 | 日本在宅医療学会2012 |
「在宅医療に向けた多職種連携における病院薬剤師の取り組み」 | 全日本病院学会2012 |
「外来がん化学療法における薬剤師外来の有用性の検討」 | 日本病院薬剤師会雑誌,47 1305-1308(2011) |
「介護老人施設における処方の適正化から医療安全までの取り組み」 | 日本医療薬学会2011 |
「外来がん化学療法 施行中に発現する症状緩和を目的とした取り組み ―薬剤師外来の有用性について―」 |
日本緩和医療薬学会2010 |
「在宅訪問による医療チームの一員としての病院薬剤師の取り組み」 | 日本緩和医療薬学会2010 |
「外来がん化学療法におけるQOL調査票を用いた薬学的介入の効果」 | 日本医療薬学会2009 |
「医療の安全確保への取り組み―がん化学療法におけるFMEAの活用―」 | 全日本病院学会2009 |
「同一被験者における2種類の経口腸管洗浄剤を用いた大腸内視鏡前処置法の比較検討」 | 日本大腸肛門学会2009 |
「医療の安全確保への取り組み―FMEAの活用―」 | 日本薬剤師会学術大会2008 |
地域連携ファーマシューティカルケアネットワークは、2012年4月に鹿児島県の枕崎地区で実施された薬薬連携の取り組みを発端として、患者様の薬物治療全般に関する情報を病院と地域の薬局が共有を図り薬物治療の向上に貢献することに加え、「地域連携」をキーワードに在宅医療・多職種間連携も視野に入れ、地域を超えて薬物治療に関連する情報を多くの職種と共有していくことを目的としています。
取り組みの基盤としては、保険薬局薬剤師・病院薬剤師はもちろん、多くの職種間の垣根をなくし、現場の意見や情報を共有できる環境を提供していくために、勉強会や研修会を、実際の現場で活躍されている先生方を講師にお招きしながら、事例検討などのグループディスカッションを主体に行っています。
さらに、そこで得た情報やツールをネットワークの中で共有していき、多くの地域で活用していただくことにより、実際の患者様のQOL向上に貢献できるところまで飛躍することを目標にしています。